<   2010年 12月 ( 9 )   > この月の画像一覧

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年の瀬ですよ!年の瀬!
昨年の年末。年明けから入る現場の為に紅白スタート30分前まで
アトリエにこもってました。
かろうじて元日は休みをとりました。

今年の年の瀬。急遽頂いたご注文。「ありがた〜い」。
新年早々納期の為、
元日早朝より窯焚きを決行する事となりました。(素焼きね)。
約25センチ弱角の陶板。
モチーフと雰囲気のご指定も頂き一昨日完成。
さあ、乾燥するのでしょうか?
いや、乾燥させねばならないのです!!!

もうアトリエでエアコンかけまくりです。ストーブも。
ダブルでがんばってます。
割れるといけないので、予定枚数+2で制作。

忘年会のお誘いも(蹴ってません)
酔わない様に顔出して、帰ってからまた仕事。
だって〜、気分転換も必要ですもの。

そんな訳で当然、大掃除なんて出来てません。
(年賀状は新年に取り組みます。)
いいの!私の正月は旧正月(2月4日)で始まるのですもの!
1月後半から、大掃除始めます!

しかし、2年続けてこのような年の瀬と正月を体験出来るのは
感慨深いです。

みなさま、良いお年を!
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最終回までに二週間近くかかってしまいました。
次のネタが入っても、アップ出来ないので今回の旅ネタは本日で最終回にします。
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砂漠から帰った翌日は、日本への帰路に向けてモロッコ滞在最終日。
帰国後年明けて落着いた頃に開催する橋爪&エリコご夫妻が
自宅を改装してオープンしたギャラリーカメレオンにて
大モロッコ展を企画している為、モロッコ雑貨&土産の
買い出しに奮闘しました。
アルミ製のクスクス鍋を自宅用に購入したご夫妻。
私と一緒に一足早く帰国する橋爪さんのリュックにクスクス鍋をくくり付け
パリ〜コペンハーゲン経由で帰路につきますが、
そんなものぶら下げて飛行機に乗る人も少ないので
何かと皆を和ませる良いアイテムになりました。

実は私と橋爪さんの帰宅に向けての道中も
ユル〜いモロッコの出国手続きより珍道中が続き
物価の安いモロッコ感覚に慣れていたせいか、フランスに一泊する際
「あれ!!ユーロ圏、高!」と今さら¥を両替する気には無かったので
二日間程ラマダン(日中断食)を体験する事となりました。
でも、これがかえって良かった。
11時間程のフライトで、座っているだけで食事が出てくるホアグラ生活。
プチラマダンは、確実に胃腸の調子を整えてくれて
時差ボケの辛さ以外の体調のトラブルからは回避出来たのでした。

見事、手持ちのユーロ使い切り!!

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今回の旅。私にとっては本当に急に決まりました。
正直、仕事のスケジュールから言って考えられない日程でした。
旅慣れた方は、そうでもない事なのでしょうが
実は小心者な私、いきなりモロッコというチョイスは
かなり勇気がいった事なのです。

おかげて、変化を受け入れる自分って、こういうことなのかな?
切望していた訳でないのに、前から来た面白いものに
とりあえずトライしてみる。=予想外の自分を体感する。
そんな気持ちになりました。

とにかく、人のエネルギーを感じ、大地のエネルギーを感じ
良い意味で、些細な事はどうでも良くなる感覚。

人ってどんなところでも生きていけるんだ。
という発見。

厳しい環境の中で日々の生活が本当に生きるという事に直結している人々と
ほんの一瞬ですが共にいる事が出きて、
食べる事や眠る事、あたりまえの事が、あたりまえに出来る有り難さを感じました。

帰国してから、土産話を楽しみにしていてくれた友人達が
「作品にどう活きてくるか楽しみだね。」
と、言ってくれます。
私自身、正直どう活きてくるのか全然わかりません。
出発前は、作品の参考になるネタを仕入れる気満々でした。
でも実際行くと、スケールのでっかさと、文化圏の大きな違いに
作品にどう活かそうか考える頭なんてスッ飛んでしまいました。

ただただ、「人って、どんなところでも生きていけるんだ。」

という思いが走馬灯の様に脳裏をまわっております。
もう一度、訪れた時にはもっと解りやすく今回の気持ちを咀嚼出来るのかしら。

ただ一つ言える事は、この出不精な私ですが
確実にまた旅に行きたくなりました。

こんなところで、今回の旅もようTHE END
インシャーアッラー
このシリーズずっとお付き合い下さり
シュックラーン

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現地の人になりきった橋爪さん。ミントティーの注ぎ方もサマになってる!
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旅の終盤

大砂丘を越えて、ブラックデザートへ向かう
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途中で見つけた。
乾いた大地に根付く緑
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ブラックデザートはパリ〜ダカールへ続く道

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昔から変わらないベルベルの民の暮らし。
遥か大地の彼方に見えるはアルジェリア。
ここは国境まで10キロ。
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皆、この家で育ってきたのだろう。
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旅人は、このテントで。
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夕闇が近づく。聞こえるのは風の音。


アフリカの大地に朝日が昇る
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あの砂丘を越えてきた旅人は
再び砂丘の先に待つ慌ただしい日常の世界に帰っていく。
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ここは時間がおいていかれた楽園。
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サハラ砂漠で迎えた最初の朝・・・夜明け前・・・
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砂丘から昇る朝日
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そして姿を現した砂丘
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砂漠の楽しい遊び
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一夜を過ごしたベルベル式テントは砂山の麓
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一匹だけラクダが太陽に向かっていった
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旅の供。大砂丘からブラックデザートに向かう前。
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あまり、言葉はいらない・・・・・
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まだ続くのかよ〜。などと思っている方もいらっしゃるでしょうが、
どうぞお付き合い下さい。
何たって今回はこの旅最大のミッション
「砂漠へGO!」の巻!!なのですから。

いつもの様に朝5:30のコーランに起こされて、7:30に
橋爪&エリコ&喜代美の3人組+横浜から来た元気な女子会3人組
計6人はセーフティードライバーのブラヒムさんの車で
砂漠に出発しました。
サプライズとして今回は「久しぶりに故郷に帰るかな〜。」
と、ハウス13スタッフ、アスーさんが急遽同行する事になり、
賑やかな道中となりました。
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朝のマラケシュ。まだ人が居ないです。

今回、ごやっかいになるベルベル人のホストファミリーは
アスーさんのご実家なのです。
そして、そこまで案内してくれるのはアスーさんの甥っ子で
ラクダ使いのハッサンさん。

ルートはマラケシュよりモロッコの最高峰ツブカル山(4,167m)のある
アトラス山脈を越えて砂漠の中の街ワルザザードへ。
そこからカスバ街道経由でティネリール→エルフード→メルズーガに入ります。
ざっとここまで車で10時間。
ハッサンさんの家で夕食後にラクダでサハラ砂漠に入り
最初のベルベル式テントで一泊。
翌朝はラクダでアルジェリア国境まで10キロのところにある
ブラックデザート(黒砂漠)のアスーさんのご実家で一泊し、
再びラクダ6時間、車10時間、計16時間でマラケシュに帰ってくる
というルートです。

マラケシュ郊外で気がついたのですが
マラケシュがピンク色の街の訳=この地域の土の色がピンク色なのです。
それもかなり濃いサーモンピンク。
とても美しい色で、私は掘って持って帰りたい衝動に
刈られまくっていました。まあ、陶芸として使用すると
おそらく焼成の段階で茶色になってしまうでしょうが、
日頃、大変お世話になっている左官アートの友人がいるので
お土産に持て帰って、作品を作ってみせてもらいたいと思ってました。

そんなことを思いながら車はアトラス山脈入り口へ入っていきました。
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オリーブやサボテン畑が広がる風景から一転、
乾いた岩肌の山間にある村。
日干しレンガで建てられた家々。ベルベル人の村。
なんだか宮崎駿のアニメに出てきそうな世界。
この家並みには、ちょと感動してしまいました。
とてもアーティスティックだと思いませんか?

標高が高くなるにつれ、
車内はハンパじゃなく寒くなってきました。
ああ、ヒートテックとプレミアムダウンを買っておいて良かった〜。
などと思いながらトイレ休憩に立ち寄ったビューポイント。
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ここへ来る途中から気になっていたのは
何だか道ばたに石を並べて売っている様な・・・・
ここでも売っていたのですが、よく見ると
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水晶だの、マラカイトだの、アメジストだの
中にはアンモナイトや三葉虫の化石もありました。
とりあえずクズっぽいものはすべて100円らしいのです。

こ、これは!!!
見つけたい、アメジストの洞。
実は私、昔っから鉱物と化石好きなのです。
キレイにカットされた石は興味なくて
標本見たいのが好きなのです。正直言って粘土も土だし
鉱物を使って発色させたりするので
なんだかとても親近感があって
実際に制作する作品も化石みたいだったりして
どうもこのモロッコの地、深いところに触れてきます。

アトラスを越えワルザザードに近づくと、また土の色と風景が変わり
緑とオアシスから流れる広く浅い川が流れる風景となりました。
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ワルザザードの郊外には巨大な映画撮影施設があります。
それもそのはず、この街は近年ハリウッドと友好都市を結んでいるそうで
映画撮影施設CLA STUDIOSの隣にはオスカーの撮影所があり
写真のエジプト〜チックな方はオスカーの施設です。
メジャーなところで
グラディエーター/ハムナプトラ/シェルタリング スカイ
007リビング デイ ライツ/アラビアのロレンス/バベル
サハラに舞う羽←こりゃ〜良い映画だった・・・
などが撮影されているようです。

そろそろ腹ぺこの6人集はワルザザードのオシャレなレストランでランチ。

それにしても驚いたのはモロッコのタフ・ガイ2人組
運転手のブラヒムさんとアスーさん
朝っぱらからずっとノンストップで喋りっぱなし。
何喋ってるか解らないけど、かなり大ウケしながらハイテンション。
あとから宿でうかがうと、
沈黙を避ける様な気遣いの習慣がモロッコにはあるらしく
このハイテンションぶりも彼らの紳士なマナーの一つだったようだ。
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昼食後、車はカスバ街道を急ぐ。
カスバとはアラビア語で城塞をさす。主に兵士が住んでいたようだ。
その名の通りこの街道沿いは古いカスバが点在し
もう崩れかかっているものもあるが、
修復して人が住んでいるものもあるよう。
上の写真の右中腹あたりが古いカスバの跡
カスバ街道沿いには有名なバラ水の街があり、
毎回アスーさんが立ち寄るらしいベルベル人のショップで一休み。

ここで女性陣は買い物のテンションが上がりました。
ベルベル人のアンティックなシルバーアクセサリーや
その他諸々、お買い物タイムが始まりました。
アラブ式交渉術も慣れてきて、良い感じです。
ここで私はモロッコ水晶の拳大よりちょっと大きい原石を発見。
そいつが気になってしょうがない。隣のアンモナイトも気になるけど、
今回はこいつかな!。と交渉開始。
必死の攻防戦の上150DHから110DHに。(1500円→1100円)
いや、さいしょは75DHにしてくれと言った私。
オジサンが「え〜!!と悲しそうな顔をした。」130DHでねばったオジサン
私、引かずに100DHを訴え、110DHで交渉成立。
この大きさが日本ではいかほどか知っていただけに
けっこうナイスなお買い物で大満足でした。

皆でお買い物に火が付いた分
ブラヒムさんの運転速度は上がり平均時速110キロしかも一般道。
夕闇迫る頃の美しい色
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20:30頃メルズーガのハッサンさんの家に到着。
日干しレンガで組まれたお宅に招待され
ミントティーでもてなしを受けた後
疲れた身体に実際はラマダン後に最初に食す豆のスープとパンを頂きました。
その後に6人前一気に出て来た、でっかいタジン鍋。
食いしん坊6人組、一気に完食!!

「ああ、今日はここで休むんだよね〜」
と確かエリコさんが言った。
皆、「ちがうよ。これからラクダに乗るんだよ!!」

ハッサンさん「レッツゴ−」のかけ声で真っ暗な外に出ると、
7頭のラクダが待機していた。
1頭だけ妙に利かん坊のやつがいて、やたら雄叫びをあげている
以後、コイツは「タケオ」というニックネームで呼ばれ
皆の笑いをとることになる。

夜9時過ぎに出発。ラクダは馬より高さがあり、
立ち上がるときがかなりのスリリング。
満点の星の下、ラクダキャラバンが出発。
最初は流れ星に歓声を上げ、美しさにため息をもらしていたが・・・・

す、睡魔が襲って来た。

ハッサンが「アブナいよ〜、オチルよ〜。」と注意を促してくれるが
睡魔には勝てない。
まあ、落ちても砂の上だ。
ただし、そのまま置き去りはイヤだな〜。
約2時間ちょいラクダに揺られ、大砂丘の中のベルベル式テントへ。
もう真っ暗で何も見えない。

ラクダを降りると、落ちまいとして睡魔との必死の攻防の為か
足がグラグラガクガク。砂漠の夜は寒い。
寝る前にトイレは?
「all around」
あ、そうなのね。

真夜中に懐中電灯を持って砂漠に繰り出す気力も無かった私は
前日、スークで買ったジュラバ(モロッコ風コート)を
ダウンジャケットの上からひっかぶり、
厚手の毛布の中に潜り込んだ。
即爆睡。

翌朝の美しい日の出まで・・・・・

つづく
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帰国して、ちょうど一週間になりました。
帰って来てからが早!!という感じで、日本にいると
色々なものに追われている感が強いのです。
そのはずだよ!旅に出ちゃったら、仕事はできないもの!

本日はモロッコ上陸2日目、マラケシュ探索の巻です。
北アフリカ最大の規模を持つマラケシュのメディナ(街)=旧市街は
世界遺産にも登録され、中心のジャマエルフナ広場では大道芸が盛んで
夕刻には屋台がひしめき合います。
街の中心は迷路の様にスーク(市場)が乱立し、
なんともエネルギッシュな街です。

(旧市街<メディナ>は、城壁に囲まれた街の部分です。)
私達の宿はメディナ内にあり、私の部屋は一番道沿いで
向かい側には小さなモスクがありました。←ポイント!!

マラケシュ最初の朝はこんな目覚めでした。
朝、5時30分・・・・・
「ア〜ンラ−▲×○*%&#¥!!+♡△$%&#@??」
何を言っているか分らないので、この様な標記をさせて頂きます。
決してイスラムの方を侮辱しているわけではありませんのでご了承下さい。

大音量でコーランが流れるのです。
エッセイイストたかのてるこさんの著書によると
皆でお祈りしましょう!の意味らしいのですが、
とにかくこの旅に目覚まし時計が不要という事が判明致しました。

8時頃に朝食を済ませて、本日の作戦会議の後マラケシュの探索にいざ出陣!
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朝、といっても10時近くだと思いますが、
5時半のコーラン大放送の割には朝の始動は遅めのマラケシュ
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まだ扉の閉まっている店も多く道幅も広く感じます。
でも実際は竹下通りくらい。この道幅に昼頃になると両サイド店が空き、
さらに露天商が並び、竹下通りくらい人が歩き、
更に平気でバイクが往来するのです。
写真を撮るのも命がけです。
昨年もマラケシュを訪れたエリコさんは、慣れた感じで
街の様子をたくさん撮影していましたが、
バイクの往来にビビっていた初マラケシュの私は
混雑した中の画像はなかなか撮れませんでした。

マラケシュ街にはタバコ屋が多い様です。
喫煙大国のフランスの植民地時代の影響でしょうか?
でも笑っちゃうのはその売り方。
普通のタバコ屋もありますがパラソルの下に小さなテーブルを置き
その上にタバコの箱を山積みして、一本から売っているのです。
それで商売が成り立つのが不思議。
タバコの他に、このオジサンはこれで商売が成り立っているのか???
という不思議な露天商がたくさんいます。
街全体がフリーマーケットという感じです。

そして、狭い路地を人、バイク、車、ロバ!!ロバ〜!!
モロッコでは運搬アイテムとしてロバが大活躍しています。
日本では「ロバのパンやさん」という車売りのパンやさんの話は
聞いた事がありますが、モロッコでは文字通り
ロバの八百屋さん
ロバの左官屋さん
ロバのゴミ屋さん(収集車がロバ)
が往来しています。そして、街中でもおとなしくジッとしているね〜。
おりこうさんね〜。なんて思って良く見ると
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停車=亭ロバ中のロバちゃんは鍵ではなく
オジサンに前足を縛られていて、出掛ける時には縛った紐を解いて
キー解除なのです。更にもっと働き者のロバちゃんは
顔の前にゴハン入りの袋がぶる下がっていて
食事中も仕事をしておりました。

スークをぶらついて昼食は、外国人も多いテラスのあるレストランで
今回、初クスクス
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モロッコ料理は意外と薄味でやさしい味、
日本人にも食べやすいと感じました。
食後はベン・ユーセフ・マサドラとマラケシュ博物館へ。
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ベン・ユーセフ・マサドラは1956年まで使用されていた神学校で
イスラム建築最高傑作と言われているそうです。
ここでこの街の昔ながらの住宅事情が解るのですが
路面に面したところには窓が無く、採光はすべて内側の広いパティオ(中庭)
から。というのが一般的な様です。
もちろん新市街に経つ新しいアパートメントは現代風に作ってありますが
ここはメディナ=旧市街。ほとんどがこの様式です。
更にちょっとリフォーム現場を見る機会があったのですが
隣の塀はオレんちの塀と言わんばかりに
隣の塀を利用して自分家も建ててる様な気がしました。
そしてマラケシュ博物館
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こちらは宮殿として建てられたものが後に女学校となり
現在は博物館となってます。
ここではモロッコの現代アートの作家の展覧会が行われていて
何とも不思議な感じ。
清水寺で見る現代アート展とでも言うのでしょうか。

両建物も、シンメトリックな配置に細かい手彫りのとモザイクの装飾に囲まれ
美しく、モロッコ人の色彩センスの良さに脱帽するものでした。

雨の市内探索となったこの日、
夕食は宿のスタッフ、ベルベル人のアスーさんによるタジン鍋を
オーダーしてあったので予定の時間前に帰宅。
宿でゴハンという事は、食事と一緒にビールが飲めます。
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アスーさん(男性です)のチキンタジンは、お母さん伝来の家庭の味。
これが絶品!なのです。野菜とチキンの旨味が溶け出したスープを
モロッコパンにしみ込ませて食べるのは最高でした。
ああ、今日もステキなゴハンありがとう。

翌日は朝7時30分に出発ですよ!
なんったって、今回のハイライト2泊3日の砂漠ツアーに出掛けるのですから。
このモロッコの旅最大の目的はサハラ砂漠にテントで泊まる!
というミッションなのです。早起きしなければ!

大丈夫でしょう。また明日も5:30にコーランが響きます!

そんなこんなで食後は砂漠に備えて荷物をまとめ、就寝。

つづく

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日本出発前、エリコさんから
こちらの宿のオーナーが私と同年代で同じ学校で
どうやら校舎が隣同士だった事が判明!!なんだかうれしくなって、
お土産に、私の作った怪しい猫を持っていきました。
さっそくティールームに飾って頂いたのですが
何だか、ずっと前からここにいた様な顔してます。
ハウス13に行くと、こいつが居ますので、見つけて下さい。
ちなみに、こちらにはオムさん。という本物の猫が居ます。
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つづきものを書いている割に、ちょっと日が空いちゃいましたが
旅もようを記憶が確かなうちに仕上げねば行けませんね。

さてさて、荷物が届かぬまま着の身着のままで過ごしたパリを後に
3人組はeasyJetにてモロッコに向かうのでした。
その前に届かぬ荷物最後の1つとなった橋爪さんのスーツケースは
予定通りシャルルドゴール空港で懐かしのご対面を果たしました。

4時間程のフライトで一行はマラケシュ空港へ。
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寒〜いパリから来た為、降りた時「暑!!」
バラで有名なモロッコだけに空港の植栽もバラ。
「遂に来たか〜」
ワクワクしながら入国手続きへ・・・・お、遅い。

カウンターは長蛇の列。
それもそのはず、恐ろしい程ちんたらしている。
なんったってここの空港の人、
仕事より隣に座っている同僚とのお喋りの方が盛り上がっているのだ。

(このちんたらぶりが後に私達の肝を冷やす事になるが、それは後日に)

やっと手続きを済ませて、次に手荷物検査。
え?入国にこんな事したっけ?
イスラムの国だから荷物の規制が厳しいのかな?
と思ったら、こっちはえらくイイカゲン。
空港で少々の両替。こちらの通貨はDH(ディラハム)で
この日は1DH=9,8円程。

ここからタクシーを拾う。
マラケシュでの宿、ハウス13のスタッフの方に
予め料金は聞いていた。100DH〜150DH位だと。
さあ、アラブ式値段交渉の始まりだ〜!!

荷物を持って空港の外に出ると、「俺の車に乗れ!」
と言わんばかりに運転手が寄ってくる。
ジャマイルフナ広場裏の高校の門のあたり。
という事を告げると「300DHだ!」と言って来た。
オッサン、ふっかけてきましたな。
「友達から値段は聞いているから、あんたのは高いから乗らない!」
と断ると、「分った分った150DHで言ってやる。」
というので車に向かうと、・・・恐ろしくボロい車に案内された。
「こ、コレ?」

超ボロいプジョーにトランクを詰め込む。
ドアが閉まらないため浮き気味でも大丈夫らしい。
「さあ、いくで〜」
と、オッちゃん。思いっきり後続に止まっているタクシーに
車体をぶつけていっても、おかまい無し。

マラケシュはピンク色の街と言われている。
建物の色が全て落着いたサーモンピンクなのだ。
四角い積み木を組んだ様なアラブ式の建物が続く。
道路標識は、う〜ん。皆ミミズの這った様なアラビア文字。
読めない・・・
ちゃんと目的地まで行くのだろうか。

繁華街に入り車は止まった。「ここだから降りろ!」という。
隣で、エリコさんが「ここじゃないよ〜。」と言う。
「ここをまっすぐ歩けばジャマイルフナだ!」と
運転手は半ば強制的に私達を下ろすと、「荷物持ちますよ〜」
と怪しげな男が近づいてくる。
・・・こいつらグルだな・・・・

どうやら宿とは遠い入り口に下ろされたようだ。
仕方が無いからトランクを引きずり歩く事にした。
土曜の夜のフナ広場は、もの凄い人で
ここを荷物を引きずって歩くのは至難の技だった。
20分程歩いたろうか。汗だくになりながら
細い路地裏の扉を叩くと宿に到着。
正直、モロッコの住宅事情をこの時まだ理解していなかったので
こんな所に入り口があるとは全く思わなかった。
宿は日本人オーナーが経営しているので
言葉のストレスは無く、一気に緊張感から解放された。

ミントティーでもてなしを受けてから、諸々を済ませ、
夕食の為にフナ広場の屋台群に向かう。
正直言って、フナ広場の第一印象は「何じゃこりゃー!!!」だ。
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ヒトヒトヒトヒト人人人。屋台と人がひしめき合い
一体どこから湧いて出て来た!!という感じ。
この一面の屋台群は一夜のウチに撤退し、翌日また現れる。
毎日がこの繰り返し。まさに毎日がカーニバル。
どこも盛んに店員が呼び込みをする。
カタコトの日本語で「サカナあるよ」「ニクやくよ」みたいな。
腹ぺこの私達は魚系の屋台に入った。
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主に魚と野菜のフリッターの店。
座るとすぐに円いモロッコパンが配られて
これと、あれとと指止しでオーダー。どれもビールが似合いそう。
しかし!ここはイスラム圏。外国人といえども
公共の場でお酒は飲めないのである。(悲)

ぱくぱくもぐもぐもの凄い勢いで食べる。どれもおいしい!
私が気に入ったのがウツボのフリッター。レモンを搾ると
淡白で美味しい上品な味。
いや〜、満腹だね〜。
お会計は・・・・3人で約1000円!!!激安!

ウマいのに感激!安いのに感激!
更にこの日は強風で、どの店もテントが吹っ飛びそうな勢い。
私達が入った店も、店のテントの四隅を兄ちゃん達が
ぶら下がって押さえ込みテント崩壊を必死に阻止していたという
なんとも命がけでスリリングな食事だったので
命があって食べれた事にも感激なのでした!

宿の帰らなければ、入国の乾杯が出来ないため、いそいそと宿へ。
帰りにランプ屋さんをチラ見。
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明日はマラケシュのスーク探索。
こうして、モロッコ入り最初の夜は更けていくのでした。

つづく
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宿のある路地。
どこに宿があるか、初めて行くと全く分らない・・・
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トランジットで荷物の積み替えに失敗され、
着の身着のまま生活の旅、3日目となった私達3人組。
めげててもしょうがないので、朝から活動的に散歩に出ました。

行き先はクリニヤンクールのアンティック街。
実はこちらで橋爪&エリコ夫妻の友人で写真家の景山正夫氏の個展が
開催中との事、ギャラリーに伺う事にしました。
「クリニヤンクールの奥の方だよ!」と住所も頂いていたのに
場所が一向に見つからず・・・
それもそのはず。このエリアは吉祥寺のハモニカ横町を
超ドデカくしてしかも全部がアンティックショップ。
何でも鑑定団のオジサンはここでお宝を探しているのか・・・。
と思いながら、路地をくまなく探索。
この日のパリはもの凄く冷え込み、歩いてないといられない感じ。
なのに・・・
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暇そうに店番してるオッちゃんや兄ちゃんは皆
ストーブもつけずに外でチェスなんか打ってる。
パリッ子は寒さに非常に強いようだ。
いや、日本人が過保護すぎるのか・・・。

いろんなオッちゃんや兄ちゃんやオバちゃんに、
ギャラリーの場所を訪ねる。皆わりかし親切に
「お〜い、このジャポネが道に迷って困っているぞ〜。」
とワラワラよって来て、あっちでもない、こっちでもないと世話を焼いてくれ
まるで下町の人情長屋の様。

そのうち一人の兄ちゃんが
「あ、これウチだわ!」と案内してくれた。
ウチだよって、あんた、店ほっぽらかして何してるの?
と思いつつ、ついて行くと、
兄ちゃんは鍵を開けてシャッターをガラガラ開けだし
「ほらね、どうぞ見てって〜」
と言ったあと、またプラプラ遊びに行ってしまった。

前回日本で景山正夫さんの写真を拝見したときは
パリ〜モロッコの星の王子様の軌跡シリーズでしたが
今回は桜を和紙に焼き付けている美しい写真のシリーズでした。
いっこうに帰って来ない兄ちゃんの事は諦めてギャラリーの外へ。

クリニヤンクールを跡にして、ノートルダム寺院へ。
ケバブランチの後、セーヌ川の見えるカフェで皆で一休み。
せっかくだからデザートを食べようよ。と。
実は私は甘いものがそんなに得意ではない。
でもこれはウマかった〜!!!
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寒いけどお腹満足な3人組はノートルダム寺院へ
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門からデカ!!というか、
どういう頭の構造でこのレリーフをデザインして組み上げているのだろうか?
陶造形を日頃制作しているので、ついつい絵画よりも
立体物や建築物に心惹かれる私。
寺院の中ではやはりクリスマスミサが行われていて
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この荘厳さ。参りました。
そこからパリ市役所方面へ
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市役所も立派。ここで私のデジカメは残念ながらバッテリー切れ。
この後はポンピデューからオペラ座、コンコルドよりシャンゼリゼを
凱旋門方面に散歩。夕刻でクリスマスのイルミネーションが
美しかったです。

夕食は橋爪&エリコご夫妻の古い友人の
苗子&ジャン夫妻がパリ在住という事で
お宅にお呼ばれしておりました。

と、その前に荷物の事が気になってしょうがない一行は
ホテルに戻り確認作業。

フロント脇にスーツケースの気配
「あった!あった!やった〜!・・・あれ?2個だけ???」
橋爪さんのスーツケースだけ届かず。007.gif
「仕方が無いので次なる交渉はジャン君にしてもらおう!」
という事になり、お宅へ。

こちらでは写真家の景山正夫さんも合流して
パリのアパートメントのステキなお部屋で楽しいお喋りとディナーで
着た切り雀の気分も一掃です。
荷物はご主人のジャンさんが交渉してくれた結果
空港で受け取る事に。

こうして夜もふけ、明日の荷物再会を夢見て
同時に気分はモロッコへ。
モロッコへはeasyJETでのフライト。
本当にeasysじゃ無い事を願って就寝。

つづく

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夜のモンマルトルの丘
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もう12月も一週間が経ってしまいました。
先月、展覧会が終わった直後より友人であり大先輩の
橋爪恵一&しおみえりこ夫妻にくっついて、娘になった気分で
約2週間の旅に行ってきました。

行き先はパリとモロッコ。
当初は3泊4日でパリ。その後はモロッコに入りマラケシュを拠点に
ベルベル人の住む砂漠に出向く予定でした。

が!しかし!!トランジットのコペンハーゲンで
パリ行の飛行機が飛ばず、急遽デンマークはコペンハーゲンに一泊。
う〜ん、成田をたつ時点から、天候のため2時間飛行機が遅れてたので、
怪しんでおりましたが、食べ物の誘惑に弱い私達は
飛行機が遅れたお詫びとしてスカンジナビア航空から頂いた
成田空港でのお食事券に気を良くして
「わ〜い。それじゃあしばらく日本食とお別れだから和食ランチしよう!」
なんて、のんきにランチを楽しみ、2時間遅れのフライトに出たのでした。

約11時間のフライトの後、トランジットのカウンター表示に
シャルルドゴール空港行:キャンセル・・・の表示。
ガーン057.gifこの日は他数々の遅延と欠航が相次ぎ
おまけにカウンターの機器も故障とあってちょっとしたパニックになってました。
到着から3時間あまり、SASの社員でブランキージェットシティーの
ボーカルみたいな声のお兄ちゃんが
「明日のパリ行も満席だから、エールフランスに振替え運行でどうでっか?」
みたいな事を言って、オッケ〜とした私達。

しかしこの時既に、旅感の良いエリコさんは何かを悟っていたのでした。

とりあえずSASが用意したホテルへ、メトロで向かう事に。
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コペンハーゲンは吹雪でした。

何か温かいものを食べたいね〜。と3人が皆思いながら着いたホテル。
ありがたいことにコペンハーゲンは食事がウマい!
特にパンは絶品!何種類もあってバイキング。
デニッシュの発祥地だけあってシンプルなパンも
デザート系もウマい!更に牛乳やチーズも。
野菜もふんだんで、あ〜幸せ。
食いしん坊3人組の食欲は満たされ、
「デンマークは良い国だね〜。」なんて言葉も飛び出し、
明朝のフライトに向けて、着の身着のまま就寝。

翌朝、パリへ!
SASからエールフランスに振替えチェックイン。
約2時間半程のフライトでシャルルドゴール空港へ。
「いや〜着いた着いた。」
なんてホッとしていた我々の表情がだんだん曇ってきた。

に、荷物が無い・・・・002.gif
カウンターに問い合わせると、
「飛行機会社が変わると荷の積み替えがむずかしいのよね〜。」
てな事をフランス語でおっしゃってる様なお姉さん。
まだコペンハーゲンに荷物がある事が判明し
明日の便で到着後にホテルに荷を届けるとの事。
エールフランスの救急セットをお詫びとして頂き、とりあえずホテルへ。
とりあえず寝る時には救急セットのTシャツがあって良かった。

腹ぺこだった私達は、コペンハーゲンのホテルのビュッフェにて
大量に作って持ってきたサンドウィッチと途中で買ったサラダとワインで
満たされて、夕方のモンマルトルに散歩に出掛けました。
(旅の橋爪さん語録→旅先ではお弁当を作って常に持ち歩くべし!)
旅慣れた方の知恵です。
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サクレクーレの中はクリスマスが近いとあって
特別ミサが行われていて、パイプオルガンの素晴らしい演奏が聴けました。
これはちょっと鳥肌もので感動しました。
この日は最高に寒いパリ市内でしたが
イルミネーションの美しさとパイプオルガンの音の素晴らしさに
ちょっと良い気分になり、ホテルへ。
着の身着のまま生活2日目の夜がふけていくのでした。

つづく
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